仕事内容は主に郵便物の組み立てと配達、そしてはがきや切手、郵便局のカタログ商品の販売です。
仕事の流れとしては、朝は八時に出勤します。そこから郵便体操という、独自のラジオ体操を行います。
約3分ぐらいです。
郵便体操を終えると全員が集まり朝礼です。課長や部長、局長のお話を受けます。
これがだいたい20分です。
もくじ
バイクの点検
そこから地下の車庫室に行き、全体でバイクの点検を行います。バイクの点検は乗る人が責任を持ちます。
業者の人がこまめにチェックはしてくれていますが、できる範囲なら乗車する人が点検と修理を行わなければいけません。
何もなければ点検はだいたい5分程度です。
郵便物をおおまかに分ける作業
それから郵便物を大まかに分ける、大区分と言う作業が始まります。
○○町の○○番地毎に郵便物を放り投げる作業です。
これが約15分程度。
配達順に並べる作業
大区分が終われば、その大区分が終わった○○番地毎に、さらに配達順に並べます。
これが組立です。
正確には道順組立と言いますが、これが早いか遅いかで配達の速さが決まります。
組み立てを終え、早く外に出ることができれば、その分多くの配達時間を稼ぐことができるからです。
事故処理の作業
組立をしていると、たまにもういない人の郵便物や、遠くに転居してしまった人の郵便物があります。
郵便局では、一年以内までなら、遠くに転居してしまった人の郵便物は、転居シールと言う物を貼って転送し、確実に届けることができますが、一年を超えると流石にそこまでは責任を持ちませんので、差出人のところへ返します。
この組立中の作業を事故処理と言います。
組立と事故処理を終えるのが、だいたい40分から50分ぐらいです。
そこからついに配達です。
配達
誤配達がないよう、一件一件のポストに入れる前に、住所と宛名を確認してから入れます。
郵便物がくっついて次の家の人の郵便物を入れないように、一通一通しっかり確認します。
ここで確認を怠ると誤配達が起きやすくなります。
誤配達が起きると、アルバイトならその月の時給が下がり、正社員なら月のお給料が減ります。
誤配達はお客様の個人情報を、他人に漏らしたという意味にも繋がるので、厳しく罰せられます。
配達時間は、午前中はだいたい12時半ぐらいまで配達し、一度局に帰局します。
そこからお昼休憩で昼食を取り、体を休めます。
休憩は13時45分までです。
休憩を終えるとミーティングを行い、午前中に配達しきれなかった郵便物を全部持って、午後の配達に出かけます。
午後は主に配達だけです。
ここでも誤配達がないようしっかり確認しながらやります。
郵便物が少なくて、午前中にある程度終わっていれば、だいたい16時頃には配達終了し、局に戻って帰局作業、事故処理の続きを行って帰ります。
業務終了は16時45分で、この時間までに終われば定時です。
ここを超えると残業扱いになり、超勤になります。
郵便物が多い日、例えば月曜日はだいたい超勤です。
なぜ月曜日が多いかというと、日曜日は配達をしない為、日曜日に貯まった分も配達しなければならないからです。
だいたい仕事内容の解説、仕事の流れはこのような感じです。
郵便配達のアルバイトの辛かったこと、大変だったこと
まず何と言っても辛いのは、悪天候です。
郵便配達は仕事上の関係で、外での業務になります。なので、大雨や大雪などではとても業務遂行が難しいです。
とくに雨は郵便物が濡れて破けたり、溶けていく可能性があるのでできる範囲で濡れないように、しっかり配達します。
また、バイクでのスリップや事故も起きやすいために慎重に運転します。
次に大変だったことは、大きく言えば営業です。
主にはがきやカタログ商品にノルマがあるのです。
今は年賀はがき、そして夏に行うかもめーるというはがき、そして郵便局に配布されるカタログの商品にノルマがあり、はがきは時代の流れなのかとても売りづらいです。
カタログ商品に関しては、食べ物系が多いのですが、どのカタログ商品も売値が高すぎます。
配送料込みとして、全国どこでもお届けできるのですが、その配送料込みに付け込んで値段を上げ過ぎています。
営業のプロでもこれは売りづらいと思います。スーパーで安く売ってる商品が大半ですから。
有名ですが、郵便局員は自爆営業という、自分で買ってノルマを達成する人が多いです。
これは本当に困ったもので、利益を出す為には仕方ないものだとは思いますが、なんとかしてほしいと皆が思っています。
郵便配達のアルバイトのやってよかったと思うこと
仕事上、お客様に感謝されることが多いです。
書留やゆうパックなどを行う時は印鑑かサインが必要なので、お客さんと対面します。
そこで大きく感謝されると、とても嬉しい気持ちになります。
他の仕事では、お客さんとは全然接しない仕事があったりしますが、この仕事はそこが良い所だと思っています。
また、配達中は外で一人なので気が楽です。
うるさい上司とは一時離れることができるので、この時間は至福の時です。