「新聞配達」は、中学生から大学生の頃まで、他のアルバイトと掛け持ちしたりしながらも続けたアルバイトです。
私は基本的に朝刊配達ばかりでしたが、掛け持ちのバイトが暇な時期には夕刊も。
新聞配達は「きつそう」と思われがちなバイト、確かに大変な面もありました。
でも、私にとっては、学校へ行っていた時代にやっておいてよかった、と思える良いバイトでした。
ここでは、そんな「新聞配達アルバイト」の経験をご紹介したいと思います。
新聞配達アルバイトの仕事内容
基本的に、朝刊配達と夕刊配達は時間帯と新聞の厚み(重さ)が変わるぐらい。
朝刊のほうが購読している家が多いため、ギュッと凝縮した地域内での配達になります。
朝刊は朝5時には配達を始め、7時半ぐらいには終わっていることが大事です。
天候によって時間がかかりそうだと判断した場合は、自分で早めに営業所へ行くか、営業所から電話がかかってきて起こされます。
夕刊は学校が終わったぐらいの時間から始めて充分。
あまり時間の制限はなかったです。
アルバイトを始めたばかりの1週間ぐらいは大抵、他のバイトさんか営業所の人が同行して、配達の道順や効率良い配り方などを教えてくれます。
その後はひとりで配るようになります。
だんだん効率よく配れるようになってスピードもアップしてくるのが嬉しかったです。
中高生の頃は坂のきつい場所に住んでいたので、自転車は使えず、朝早くに営業所の人が新聞の束を3~4か所に落としていったものを周辺地域に配る形でした。
大学生の頃は坂のほとんどない地域で、基本的にいつも自転車を使っていました。
そこでは、朝、大量の新聞を自転車に積んで営業所を出発。
配達の途中で1回だけ、新聞の補充に営業所へ戻る形でした。
車を持っているバイトさんは営業所から離れた区域を担当していました。
新聞配達アルバイトの大変さ
私がこのアルバイトをしていたのは北海道。
中高生の頃住んでいた地域では、朝の新聞配達はまさに「雪との格闘」でした。
玄関を出ようとしたら、戸の3分の1が雪で埋まっていた!という朝も。
もちろん吹雪だったり、強風で新聞が飛ばされそうになるのは冬の日常でした。
というわけで、配達にも自然との闘いで時間がかかるため、冬は朝4時頃から始めたりするのが大変でした。
朝の早起きは慣れれば問題なかったのですが、大学生時代には飲み会などで夜寝るのが遅くなって次の朝が辛い羽目に。
若かったので、その後普通に大学へ行っていましたが…
また、中学生の頃は、なぜか配達先の家の前に犬小屋があることが多く、怖そうな犬の場合は、玄関先まで新聞を入れに行くのに躊躇したりしました。
そのうち犬小屋の場所をかえてくれたお家もありましたが。
新聞配達アルバイトをやって良かったと思うこと
その当時、特に中学生の時は「なんだか辛い」と思うこともありましたが、振り返ってみると自律と体力づくりに大きく貢献していたことに気づきます。
実際、風邪をひきにくくなって、腕力もついたのを覚えています。
最初の頃は親が「起きられないのではないか」と心配して、親の方が先に起きていたりしましたが、
毎日「早寝早起き」に慣れたお陰で、他の生活上の自律(歯磨きや、食器のかたずけなど)も規則正しくできるようになりました。
そして何よりも、「仕事をするということは大変なことだ」と知り、親に感謝したのを覚えています。
新聞の入れ忘れなどがあれば、もちろん自分で入れにいって謝る必要があります。
そしてミスはお給料に響きましたので、かなり責任感を養ってくれたと思います。
たしかに冬場などは大変で、周りに誰も居ない早朝は寂しくなったりもしましたが、毎朝玄関先で待っていてくれるお家や、お菓子をくれるお家もあり、地域の人達の暖かさがとても嬉しかったです。
最後に
雪の無い地方では、新聞配達もかなり楽だと思います。
それでも色々な面で自分を成長させてくれるアルバイトですので、学生には特にお勧めです。
私の場合は田舎で他にあまり選択肢がない、というのも新聞配達を選んだ理由ですが、本当に「やってよかった」と思います。