レンタルDVD・CD店の仕事内容は
- 新作DVDの入荷時にレンタル用に加工をする
- お客様に貸し出しする
- 返却されたCD、DVDを返却処理する
- 返却されたCD、DVDの盤面を綺麗にする
- 返却されたCD、DVDを規定の棚に戻す
- 再生できないなどクレームがあった場合、どの位置で止まったかを伺い店内のデッキでその場で一緒に確認してもらい、クレーム対応をする
などです。
新作・準新作・旧作のランクがあるので、それぞれ箱にシールを貼ってお客様に分かるようにしています。
新作は二週間程度、準新作は2,3ヶ月程度、旧作は人気が落ち着いてきて回転数が減ってきたものなどがそれに当たります。
ランクが落ちたものはランク落としの作業も行います。
もちろんレンタル店の店員なので、お客様がお探しの商品についてのお問い合わせを良く頂きます。
ですので、知識があればスムーズに案内ができますが、知識のない商品の場合は調べなければいけません。
お店によっても違うかもしれませんが、DVDにはレンタル商品として貸し出ししている会社(リース契約)のものもあれば、買い切りのもの(自社で商品を買い取ってレンタル加工したもの)もあります。
お問い合わせ頂いた商品をネットで調べ、記番を入力し店内に在庫があるかを調べてお客様にご案内するので、内容などを聞かれることはあまりありません。
映画の知識があるなら活かせる
店内では映画のジャンルごと(ドラマ、アクション、戦争、恋愛、SF、サスペンス、ホラー、TVドラマ等)に分かれているので、オススメを聞かれたらお客様の好みをお伺いして、それぞれのジャンルにご案内します。
アルバイトと社員の線引きがあまり無い会社でしたので、アルバイトでも担当(洋画担当、韓流担当、邦画担当等)を持たせてもらえたりするのでとてもやりがいはありましたが、その分お客様との接客がほとんどですので責任感もつく仕事だと思います。
レンタルDVD・CD店のアルバイトで大変だったこと
このアルバイトで辛かったことは、クレームが多かったということ。
レンタル商品なので、何度も再生を繰り返しているとだんだんと再生できなくなってきます。
その場合は研磨といって、ディスクの読み取り面を削り綺麗にした状態にした上で、再度お客様に無料でレンタルして頂くのですが、やはりレンタルでお金を払ったのに見れなかったという苛立ちからクレームに繋がることが多いです。
ディスクは読み取りデッキとの相性もあり、盤面が綺麗でも再生できないものもあります。
イライラしているお客様は、この旨を伝えてもご理解いただけません。
ですが、クレームのお客様の気持ちをなだめて信頼に繋がる対応ができたときは、とてもやりがいを感じます。
大切なことはクレームに対してどう対応できるかです。
それを学べる環境でもあるので、自分を成長させることのできる、良い仕事だったと思います。
レンタルDVD・CD店のアルバイトで良かったこと・メリット
やって良かったと思うことは、共通の趣味を持った友達が増えたこと。
お客様が多い時は、スタッフ同士で連携をとってスムーズにできるようやりくりするので、チームワークも増えて仲良くなりやすい環境でもありました。
あとは、やはりDVDやCDのことに対して深い知識を得れたこと。
必然的に映画を沢山見るようになり、映画が好きになるキッカケにも繋がりました。
仕事の内容も多かったのですが、それも時間を決めてそれまでに終わらせることができるように段取りをするので、時間の使い方も必然的に身につきます。
仕事内容が大変だったけれど、社会に出て役立つことを沢山吸収できたのがとても大きな収穫だったと思います。
周りのメンバーもやりたいことや目標を持った20代の人が多く、その人たちに感化されて自分も頑張ろうといった気分になったのも覚えています。
同じ年代の友達は学校に通っていないとなかなかできないので、とても貴重だと思いました。
この仕事をやめる人はなかなかいなかったので、もしかしたら環境に恵まれていたのかもしれません。
好きなことを仕事にすることはもしかしたら抵抗がある人もいるかもしれませんが、より深い知識が身につく点と同じ趣味を持つ仲間に出会える点はとても魅力的だと思います。
自分も好きなことだから楽しんで仕事ができるんでしょうし、この仕事を通してDVD、CDももっと好きになることができたので、本当にやって良かったと思います。