ramen

ラーメン屋のアルバイトは、プライベートに合わせてアルバイトをしようと思いました。

自分が好きな食べ物やさんにしようと思い、子どもの頃からたびたび来店していたラーメン屋さんでアルバイトを開始しました。

全国展開しているラーメン屋さんです。

たびたび食べているラーメン屋さんなのでメニューは見慣れたもの・・・と思っていたのですが。

いつも自分が好きなラーメンを食べていたので、意外と知らないメニューがあったり、季節限定のメニューがあったりとアルバイトを始めてから知ることが多くありそれは驚きでした。

ラーメン屋のアルバイトの仕事内容

一番初めに覚えることはお客様への声掛けです。

朝一番に勤務の時は朝礼で声出しがあります。

「いらっしゃいませ」「ご来店ありがとうございます」「ありがとうございました」などです。

まるで体育会系の部活動のようなイメージでしたが、これも仕事の一つ。

張り切って声出しをしました。

お客様への声掛けは基本中の基本です。

接客の時に、普通にこの基本ができるようになるのでこの朝礼は大切だと思いました。

仕事は大きく分けて2つです。

①ホールにて接客の担当

ご来店されたお客様をテーブルへご案内します。

その際、喫煙の有無、小さなお子さんがいる場合は子供用のいすが必要か否かを尋ねます。

小さなお子様への気遣いはとても大切です。

その当時はわかりませんでしたが、自分に子供ができてから子供用のいすがあるか否かは飲食店選びに欠かせません。

そして、お子様連れのお客様が安心して食べられるように禁煙席の大切さを感じるからです。
 

席に案内したらすぐにメニューとお水、おしぼりを提供します。おしぼりはペーパー式のものでした。

私としてはタオル型が好きなのですが、経費や手間を考えるとペーパー式なのでしょうね。

小さなお子様にはおしぼりを少しだけ多めに置いておきます。

食べこぼしなどがあるからです。
 

この何気ない心づかいはお客様にとってうれしいことだそうです。

私も今はよくわかります。

お客様目線の接客を大切にするラーメン屋さんでした。
 

お客様からの注文はハンディという機械で承ります。

これがくせ者で、どこにどのメニューがあるか覚えないとなかなか注文をすぐに受けることができません。

アルバイトを始めたての頃はこのハンディが苦手でたまりませんでした。

注文をすぐに取りたいのに手間取ってしまいお客様をお待たせしてしまう・・・これがとても辛かったです。
 

このハンディ克服のためにお客様が少ない時間帯に練習をしました。

大昔は紙での注文でしたが今の時代、このハンディが普及して当たり前のように使わなければならないのです。

このラーメン屋さんでは、お皿の上にラーメンのどんぶりをのせて提供します。

具だくさんのラーメンなので、スープやラーメンがテーブルにこぼれて不快な思いをしないようにということと、お皿の上に落ちた具ならば食べられるからです。

自分自身が客として来店している時は、ほとんど気づかず当たり前のように思っていたことが、お客様への心遣いなのだとアルバイトをして知ることができました。

具だくさんのラーメンの下にお皿。ということで商品を提供するときが意外と重いのです。

こぼさないように美味しく食べて頂けるように運びます。

最初はひとつを丁寧に持つことが精いっぱいでしたが慣れてくると2人前は持てるようになります。

お陰さまで腕に筋肉がつきました。

②慣れてくると調理の手伝いをします

ラーメンの麺は、均一にゆでるよう自動で時間が設定されています。

味付けも決まった通りの分量を入れれば出来上がりです。

餃子も焼き器の機械に入れれば、お皿にのせて出来上がり。

誰でも美味しく作り上げられるように、ほとんどが機械化されています。

スープは本社の工場で作りそれを、ある一定の温度で煮込み続けて美味しさを保ちます。

肉も野菜もすべてトッピングすればできるようになっています。仕込みというものがほとんどありませんでした。

それでもやることはたくさんあります。

私のメインの仕事はホールでの接客業務なので、お手伝い程度でしたが、それでもラーメン屋の裏側を体験でき勉強ができました。

こんなにおいしいスープはどうやってつくるのだろう、工場見学したいなと思うほどおいしいスープでした。

このアルバイトを通じて学んだことは、お客様への心遣い、そして温かく美味しく食べていただく商品と場所の提供です。

どんなに美味しい食べ物でも、やはり接客が悪いと次に行きたいとは思えないだろうし、美味しく食べられないと思います。

やはり何においても人は人と接しているということです。

これは人生においても言えることなので、人を大切にすれば同じように自分へも良いものとして返ってくるということを学びました。