主に中学生の数学と英語の家庭教師を行っていました。
私は車を持っていたので、生徒さんのお宅へ訪問するために公共の交通機関を利用する必要がなかったので、通勤がとても楽でした。
家庭教師派遣センターがあり、そこから紹介される形で家庭教師の仕事をもらいます。
派遣センターには、月に一度報告に行く必要がありましたが、特に保護者からのクレームなどがなければ報告をするのみで終了となります。
また、何かアドバイスなどが欲しい場合は相談に乗ってもらえるなどのフォローもしていただくことができました。
もくじ
家庭教師のアルバイトで辛かったこと
将来教育関係の仕事に就くことを希望していたため、教えるということがとても楽しく、天職ではないかと思うくらい大好きな仕事でした。
そのため、辛いと感じたことはほとんどありません。
ただ一つ挙げるならば、高校に合格できるかどうかわからないという中学3年生の生徒を担当した時は、どこから手をつけて良いのかわからないという状態だったので、とても悩みました。
その生徒はいわゆる問題児と言われるような生徒でした。
教え始めた当初は、訪問をしても全く私の授業を聞き入れてくれず、ほとんど無視状態だったのが辛かったです。
まずは、人間関係の構築から始めた方が良いだろうと思い、仲良くなることから取り組みました。
しかし、これも一筋縄ではいきません。
うまくいく日もあれば全く集中してくれない日があり、私ではなく他の人に代わってもらった方が、この子のためにもなるのではないかと落ち込みました。
生徒が合格するととてもやりがいを感じられる
どこがわからないのかわからないという状態からの出発でしたが、始めからやり直したことが功を奏したようで、次第にわかるようになっていきました。
わかるようになるにつれて、授業にも集中して取り組んでくれるようになり、成績も上がっていきました。
全日制度の高校への進学は難しいだろうと思われていた生徒でしたが、無事高校にも合格し、その時は二人で喜んだのは言うまでもありません。
保護者の方もとても喜んでくれ、これこそ家庭教師の醍醐味ではないかと実感しました。
生徒の受験合格発表のときはドキドキする
毎年何人かの受験生を受け持っているのですが、受験発表の時は毎年ハラハラドキドキさせられます。
担当した生徒のほとんどが電話で合否の結果を報告してくれるのですが、幸運にも私が担当した生徒の全員が、合格を勝ち取ってくれました。
喜びを分かち合える場に立ち会わせてもらえる自分は、本当に幸せだなと毎年思いました。
将来、教育関係の仕事につきたい人に、家庭教師の仕事はおすすめ
私は教育関係の職に携わるということが夢だったので、家庭教師という仕事を通して生徒から学ぶことが非常に多く、家庭教師をしていたからこそ教育実習もスムーズに行うことが出来たのではないかと思っています。
中学時代なんて数年前の出来事だから大丈夫だろうと高をくくっていた部分が大いにありましたが、実際家庭教師という一対一の場であっても戸惑う点が多々ありました。
勉強の教え方はもちろん興味のあることや、どんなことを考えているかということも、家庭教師を経験したからこそわかることができたように思います。
また、家庭教師の魅力として挙げられるものに、時給が高いというものがあります。
確かに他の職種に比べて時給がよく、効率よくお金を稼ぐことができました。
また、授業の合間にほとんどのご家庭がおやつを用意してくださいます。
そのおやつも、学生の身分の私では到底購入できないようなものが多かったので、甘いものに目のない私にとっては、その点も家庭教師をやって良かったと思った点でした(笑)
しかし、それ以上に自分の授業によりどんどん成績が上がっていくのを感じたり、また、保護者の方より感謝の言葉をかけられた時は、家庭教師をやって良かったと心の底から思いました。