選挙事務所で事務アシスタントの仕事をしていました。
- 立候補されている先生の応援に来られた有権者の方々にお茶を出す
- 話相手になったりの接客
- 先生宛てまたは事務所宛ての荷物や花束などが届けば受け取り
- 先生の秘書や事務所を取りまとめていた代表者に連絡をこまめに入れて事務所の状況を伝る
- ウグイス嬢が足りなければ代役を頼まれたり
- 決起集会で応援をして下さる方々の案内をするコンパニオンをしたり
- 他のアルバイトの子逹を取りまとめ仕事の振り分けをする
など毎日する事は山ほどありました。
中でも一番大変だったことは、どうしたら地域の皆さんに先生の政治政策・活動をわかりやすく伝え、理解して応援して貰えるかと言うことでした。
先生が直接お話しされるのが一番簡単なのでしょうが、演説の場や集会に来られない方、車でまわってもお願いの声が届かない方もおられる訳ですから。
先生のサポーターである私達スタッフが少しでも力になれる事は何か?を考えなくてはいけませんでした。
時には有権者の方々に協力して貰い、多くの方々に事務所に来てもらいお話しさせて頂いたりもしました。
口コミ作戦のような事です。
選挙事務所の事務アシスタントのアルバイトで辛かったこと
一番辛かった事は、投票当日に1件1件電話をして投票に行ってもらえるようにお願いすることでした。
ですがいろんな人がいます。
【先生に投票したよ】【行ってきたよ】【今から行くよ】
などの返事が頂けるのは有り難く、感謝の気持ちでいっぱいで良かったのですが、
中には【うるさい】【しつこい】と言って電話を切ってしまう人もいて落ち込む事も多々ありました。
確かにしつこい電話攻撃をしていたと思います。
今思えば私が受ける側ならキレていたかもしれません!でもあの頃は精いっぱい、それが正しいと必死だったのです。
先生が当選するとやっぱり嬉しい
辛かったけどアルバイトスタッフみんなイチガンとなり先生の当選を願い頑張りました。
そのかいあって先生は当選されました。
本当に事務所のみんなをはじめ有権者の方々、もちろん先生自身の努力の賜物です!私自身、自分を褒めてやりました。
選挙事務所での初めてのアルバイト経験は私にとって貴重なものとなりました。
このバイトの中でいろんな年代の人達〈会社の社長、自営業の人、主婦、大学生、留学生〉と知り合いました。
多くの人生の先輩方から社会のルール、人との付き合い方、お金を貰って仕事をする厳しさを教えて頂き、その中で自分の得手不得手は何なのかを考えるようになりました。
「得意な事ばかりをしてても面白くないよ。
時には不得手な事でもチャレンジしてみるのも苦しいかもしれないけど楽しくなるかもしれないよ。
そして努力すれば報われる事もあるかもしれない。
それが得意な事の仲間入りをするかもしれないな」
と教えてくれた人がいました!
その時は良くわからず食わず嫌いのような事カナ?と思っていたのですが。
今は苦手な事にチャレンジして自分を磨くことで、自分を甘やかさずに強く生きろと言うような教えだったのかもしれないなと思っています。
それが判ったからと言って迷わずに、できているかというと胸張って答えられませんが。
バイト期間はほんの3ヶ月位だったけど何年も勤めた思い入れのある会社のように思います!
この先この時のように、満ち足りた日々が送れる仕事に出会えるかどうかは判りませんが、自分自身そんな仕事出会える努力をしていかなくてはいけないなと考えています。
このバイト経験から、随分時間が経ちましたが、今でもこの時に知り合った何人かとの付き合いは続いています。
諸先輩方から教えて頂いたいろいろな事は私の糧となり、今までの私そしてこれからの私をかわらず助けてくれる事と思っています。