ガソリンスタンドで、2年ほどアルバイトをしました。
大好きな車にも携われるので楽しい事もありましたが、反対に気を使う事も多く、思った以上に神経を使う仕事でした。
もくじ
ガソリンスタンドでのアルバイト:仕事内容
仕事内容の内訳としましては、ガソリンの給油が主な仕事で、利用していただくお客様にスムーズ店舗内に招き入れることから始まります。
ガソリンを入れるにいたって、給油口が車種別に付いている位置が異なるので、右か左かを瞬時に見極め、的確に給油場まで案内する必要があります。
これがなかなか難しく、はじめのうちは先輩に付いてもらい、指導を受けながら車を誘導していました。
窓を拭く仕事
続いて、サービスで窓を拭くのですが、これも特に神経を使いました。
必ず一度使った物は、使用済みのボックスに入れ、常に洗浄済みの物を使うようにしないと逆にウィンドウを汚してしまう事になり、お客様に不快な思いをさせてしまうことがあるので要注意です。
洗車機のチェック
給油以外にも、洗車を利用されるお客様も居ます。
洗車機の場合は、金具などが飛び出ていないか確認した後、ボタンを押せば作業が始まるのでラクチンでした♪
手洗い洗車は気をつかう
「手洗い洗車」は、神経を尖らせた労力が必要になってきます。
キズをつけないように高圧洗浄でボディに付いた埃、汚れを十分に落としてから作業に入ります。
続いて水垢落としをしてボディに付いた垢を落とすのですが、ここで手を抜いてしまうと、後のワックス掛けに影響を及ぼすので気が抜けないです。
下手をしますと水垢を保護して、水垢を輝かせる事になりかねないので、常に目を光らせた集中力が必要になります。
ワックス掛けも力を入れてはいけないですし、力加減で簡単にキズが付いてしまうので、初心を忘れずに、はじめから終わりまで同じペースでやらなくてはいけません。
お客様は、高額で大切な車を私たちに任せてくれているのですから、こちらも手を抜けません。
いつも真心を込めてやっていましたが、お客様の目は大変厳しく、
「窓にワックスが付いてるやないかボケカス!ちゃんとフキ取れや――ッ!!」
と、お怒りのクレームを受ける事もありました。
そのため、常に気を使って作業をしなければなりませんでした。
ガソリンや灯油の販売
あとの業務内容としては、ガソリンの他に灯油も扱っていますので、こちらの販売の対応もしなければなりません。
店舗に訪れて購入をして行かれる方も多いのですが、中には店舗に電話連絡をされて「家まで届けてほしい」と注文するお客様も多かったです。
時間を指定されることが多いので、約束の時間までに届けないと信用を失ってしまうので、こちらも時間厳守の厳しさがありました。
車検場に車両を届ける
また、車検の方も行っていましたので整備をした後に車検場まで検査車両を届ける仕事もあります。
検査を受ける為に、お客様の車を持って行くのですが、憧れの車でかっこいい車でも、お客様の車です。
楽しんでいる余裕は無く、事故を起こしてもいけませんしキズを付けてはいけないので、とても気を使います。
ガソリンスタンドの仕事は手が荒れる
あと、嫌な事ですが、どうしても避けられない事態が一つだけあります。
それは手荒れです。
ガソリンという揮発性の高い燃料を使う仕事ですので、普段から気を付けているのですが、どうしても手に付着をしてしまい、手が荒れてしまうのです。
付いた直後は、手を洗う事で手荒れを避けることができるのですが、長年ガソリンと携わっていますと、手の内部に浸透をします。
見るも無残な「カチカチの皮膚」になってしまうのです。
はじめは、それが凄くイヤで人前に出るときは、なるべく見せないようにしていましたが、こちらとしては誇りを持って仕事をしているので、最後の方は堂々と見せれるようになりました。
ツライこともあったが、振り返ってみると、やって良かったと思う!
仕事はツライ事もありましたが、お客様に「すごくキレイになったよ、ありがとう!」と言われることがスゴクうれしく、達成感もありましたので、やって良かったと思いました。