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昔から本が好きだった事もあり、大学時代のアルバイトには古本屋でのアルバイトを選びました。

古本屋でのアルバイトの仕事内容はレジ打ち・本を並べる・お客さんからの問い合わせ対応の3本柱から成り立っていました。

古本屋の仕事:レジ打ち

高校生の時にアルバイトしたスーパーでレジ打ちがうまくできなくて怒られた経験があったので、レジ打ちには苦手意識を持っていました。

しかし、古本屋でのアルバイトでは、基本的にお客さんがひっきりなしにレジの前に並ぶなどということは全くなく、並んでも2人くらいといった状態でした。

そんなにレジ打ちのスピードを要求される事もなく、安心して作業する事が出来ました。

古本屋の仕事:本を並べる作業

本を並べるのは、何冊もの本を山積みにした状態で書店の中を行ったり来たりするので、実は古本屋のアルバイトの中で一番大変だった作業かもしれません。

何冊もの本を持って動き回っていると、初めのころは腕がパンパンになりました。

しかし、ある時先輩から「腕でもってちゃだめだよ。腰で持たないと」というアドバイスをもらって、腰に本の重みを乗せるようにしてからは、そんなに腕や体のどこかが痛むということもなくなりました。

肉体作業は、体の使い方を覚えれば作業の大変さが全然変わるんだなという事を実感しました。

古本屋の仕事:お客さんからの問い合わせ対応

最後の作業は、お客さんからの問い合わせ対応です。

基本的にはお客さんが探している本が自分のお店にあるかどうか、もしくはお店にあるとしたら場所はどこかという問い合わせでした。

古本屋でのアルバイトに慣れてくると、実際にお客さんと会話することができるという点で、問い合わせ対応が最も面白い場面かもしれません。

しかし、本の場所をきちんと覚えていない頃は、聞かれた本の場所が分からず、あたふたする事もありました。

古本屋でのアルバイトでは、大型書店とは違って在庫をコンピューター管理しておらず、自分の頭に本の場所を覚えて置かなければならないという点では、少し大変な部分もありました。

しかし、先輩から優しく教えてもらえた事もあり、1か月くらいしたらもうほとんどの本の場所は覚えていました。

また、これらの3つの作業は日常的な業務で入った日から対応していた作業でした。

売り場を任されるようになると、やりがいが増してくる

ただ、入って半年くらいしてかなり仕事に慣れてくると、お店のオーナーから小説の棚についての管理を任されるようになりました。

この管理作業というのは、その小説の棚に入っている小説について自分で配置を並び替えたり、POPをつけたりする作業でした。

また、その小説の棚に入ってくる本についてはオーナーと相談しながら、自分が買い取りの値段を考えたり、実際にいくらで売るかというような事を考えていました。

あたかも小さなショップのオーナーになったかのような感覚で、非常に緊張もするし、一方でやりがいも感じる作業でした。
 

自分の考えで様々なPOPを作ったり、実際にお店においてある本と同じ本を家で読んで、

非常に面白いと感じたものについてはPOPにあらすじを書いて、棚の目立つところにおいてみて、それが売れて喜ぶなどといった経験をしていました。
 

古本屋でのアルバイトは他のアルバイトと比較すると少し時給は安かったですが、

基本的にはアルバイト中には、本を読みながらのんびり座って店番をしているだけでいいという事と、

同僚のアルバイトの人にもおとなしい人や本好きの人が多く、自分とは気が合う人ばっかりだったので非常に楽しく過ごせました。

ちょっと、店舗経営の真似事のような事も経験出来て、非常にためになりました。

もし、古本屋でのアルバイトが募集されているようなら応募してみてはいかがでしょうか?

全般的に作業を見ていくと、非常に楽なアルバイトですし、本もたくさん読めるので、本好きにはおすすめのアルバイトです。