学生の時、人気観光地のビジネスホテルで客室清掃のアルバイトをしていました。
リゾートホテルもたくさん建っているような場所だったのですが、駅前には他にもビジネスホテルがいくつもありました。
そのうちの一つのホテルでバイトしてました。
もくじ
ビジネスホテルのルームメイクのアルバイトの仕事内容
まず、出勤時間になると送迎の車が迎えに来てくれます。
そこでその日のスタッフを拾って行きホテルに着き清掃開始、という流れです。
私がやっていた時は冬休みの時期でしたので、学生の比率が高かった印象です。
が、メインは常勤パートのおばさん達ですね。
地味でやさしい人たちが多かったです。
一人で黙々と清潔するので、人間関係は楽
この仕事は、割り振られた部屋をひたすら一人で清掃する仕事です。
なので、無口だったり会話が苦手な人でも十分勤まる仕事です。
ただ、時間内に終わらせないとチェックインの時間が来てしまいますので、仕事時間中はひたすら動きまくりです。
とまっている時間はあまりありません。
効率的に仕事をすることが身についた
そのせいか、効率的な動き方とか、うまい立ち回り方などは身につきましたので、その後他の仕事をする時にとても役立ちました。
ビジネスホテルのルームメイクで大変だったこと、デメリット
大変だったのは、常に最低限の人数のスタッフしかいなかったことです。
社員に聞いたところ、一部屋あたりの清掃料金を買い叩かれて下げられてしまい、人件費を減らすために人員を最小限にしているようでした。
ホテルからの下請けで清掃している会社にアルバイトで入ったので、直接ホテルが清掃スタッフを雇っている場合であれば、もっと余裕をもって清掃できるかもしれません
男性が泊まっていた部屋は清掃が簡単なのですが、女性が泊まっていた部屋はそこら中に髪の毛が落ちていて大変でした。
排水溝に髪の毛が詰まっているのなんてしょっちゅうです。
髪の毛は一本残らず清掃しないとクレームになりますので、特に気を使っていました。
先輩スタッフに聞いたところによれば「女のほうが部屋を散らかす」そうです…。
本当かどうかわかりませんが。
連泊するお客さんもいる
たいていのお客様は一泊するとお帰りになられるのですが、一部のお客様は連泊されます。
外に出かけられる方は外出中に清掃すればいいのですが、私がバイトしていた頃はそのホテルに小説家の先生がいたんです。
缶詰状態で執筆作業をしていたらしく、いつ行っても「清掃はいらない」と言って清掃できませんでした。
作業が減るので別に構わないのですが、ホテルとしては定期的に清掃しないと困るらしく、社員が無理矢理入室して清掃しようとしていました。
当然トラブルになりスタッフ一同怒られましたが、ホテル側も困っているようでした。
ビジネスホテルのルームメイクのアルバイトの良かったこと、メリット
あと良かったことは、外人のスタッフが結構いたことです。
ブラジル人やフィリピン人の方が多かったですが、彼等の話は面白かったです。
やはり国が違うと文化や常識も違いますので、色々な話が聞けました。
そもそも日本に来ているということは、彼等なりに夢や目標があってのことです。
情熱的でハングリーな彼等からは刺激をもらえました。
今も彼等とは定期的に連絡をとりあっていますが、中には日本で起業した人もいます。
普段出会うことのできない面白い人たちと出会える可能性があるのも、この仕事のいいところです。
綺麗好きになった
あとは当たり前ですが、綺麗好きになったのも良かった点としてあります。
というか、汚い部屋をたくさん見ることになりますので「こうはならないようにしよう」と反面教師にできます。
机の上に髪の毛一本落ちているだけで気になるようになりましたね。
あと、布団やベッドのシーツのシワが異常に気になって直したくなります。
トイレットペーパーを使った後も無意識に三角に折ってしまいますね。
仕事以外でやって怒られたことありますが…
引きこもりの人が始めるのにも良いかもしれないアルバイトです
元ひきこもりのような方も何人か働いていましたので、ニートの社会復帰にもいい仕事ではないでしょうか。
時間中はひたすら仕事してればいつの間にか終わるので、会話が苦手な人にもおすすめできると思います