shikajoshu

私が歯科助手のアルバイトを始めたきっかけは、学生時代の求人でした。

どうしてそれを選んだかは余り記憶にありませんが、全くの未経験でした。

勤めた歯科医院は先生が一人、パートさんが一人のこじんまりした所で、正直繁盛しているとは言えませんでした。

ただ、昔からある所なので、長く見てもらっているんだろうなという患者さんはよく来られていました。

私自身、歯医者に関する資格は何も持ってないので、大した仕事はしないだろうと思っていたのですが、そうではありませんでした。

数十年働いているだろうパートさんと全く同じ仕事をする事になり、始めはかなり焦りました。

しかも、勤務時間は一日2~3時間程度の週3回程度だったので、覚えても直ぐに忘れる事もありました。

仕事内容については以下の通りです。

治療中のアシスト(治療補助)

 →治療用具の準備、先生へ道具を手渡しする、患者さんの口内の唾液をバキュームで吸引するなどです。

始めはどこに何があるかを覚えるだけで必死でした。

治療中もバキュームを何回も患者さんの口内に吸い付けてしまい、「すぽっ」という事が何回もありました。

後、歯を削っている最中に患者さんの顔回りに水しぶきが飛ばない様に、バキュームのスタンバイ場所がその都度違ってきます。

要領の問題かもしれませんが、これらを出来る様になる迄に相当時間が掛かりました。

後は患者さんの歯形を取る為にピンク色の粉(正式名称は忘れました)を水で溶かして粘土状にするのですが、この水加減がすごく難しかったのを覚えています。

きちんとした軽量カップ的な物が無かったので、ほぼ目分量。

水が多ければドロッドロになり、歯形を取っている最中に患者さんの喉の奥にまで垂れそうになったりと。

逆に固くなりすぎれば、きちんと歯形が取れなかったりします。

アシストについては慣れるまでは先生からイラッとされるされているだろうなと思う事も何度かありました。

(ただ、優しいドクターであれば始めはその都度やり方を教えるのではないでしょうか。)

使用済みの器具の消毒作業、道具の補充

消毒作業は洗剤洗いの後、専門の機械に入れて洗うので簡単でした。

後、道具の補充に付いては薬品も含まれていたので、その名前を覚えるのが少し大変でしたが、私以外のダブルチェックが入っていたので、間違えた!という事にはなりませんでした。

歯科助手が覚えることは他の仕事との比較しても多い方だと思います。

それは患者さんによって治療内容が異なる事、それに従い必要な道具や薬品等が違ってきます。

色々な患者さんが来られるので、臨機応変に動けるかどうかがポイントです。

私は歯科助手の経験を通して、先を見通す事を学んだ気がします。

単に決まったアシストをするだけではなく、途中で治療方針が変わったとしても、瞬時に○○が必要だ!と判断出来る様になった事。

これは卒業後、就職した後も随分役に立ちました。

私の所は少人数なので、何かトラブルがあっても直ぐに助けてくれたりと感謝する事が沢山ありました。

逆に私の知り合いの話だと、新人なのにろくに内容を教えてくれなかったり、ドクターがすぐ怒る等で次から次へと辞めてしまう歯科医院もあるそうです。

後、余談ですが、余程の事が無ければ患者さんから直接歯科助手に対してはクレームはありません。

又、接客業と違って常にマスクをしているので、ニコニコと笑顔を振りまかなくて良いので楽です(笑)。

疲れて笑顔が出せない時もあるので。

それに自然と歯に対して詳しくなってくるので、自分の歯も気になりだしますし、家族や知人に対して、歯について色々と教えてあげれます。