秘書のアルバイト

やっていたアルバイトは、名目では出版社の社長秘書です。

また、書店も経営していたため、その業務も知っておく必要がありました。

秘書のアルバイトの仕事内容

当初は秘書業務だけというわけではなく、社長付きの事務といった意味合いの仕事内容でした。

社長が苦手な事務処理を手伝っていく、という感じでアルバイトを始めたのです。

出版社自体は、本社を別のところに置いたばかりだったので、その仕事自体は少なかったですね。

また、事務だけでなく書店業務やレジなども兼任するという、いわゆる何でも屋というか、足りないところに入るという感じです。

秘書のアルバイトで大変だったこと

しかし、社長が忙しくなるにつれてアシスタント業務などが増えていき、秘書的な仕事が多くなりました。

また、地域の活動などにも多く参加している社長だったので、それも自然と手伝うことになりました。
 

社長はとても大らかなタイプで、ミスなどはあまり追求されたことはありません。

「次、気を付けといてくれよ!」といった軽い注意程度しかされたことがないです。

また、いわゆる秘書的な勉強はあまりしたことがなかったので、自分でお茶出しのルールや、席次他、ビジネスマナーは本で勉強しました。

そういう秘書業務をこれまでした人がいなかったので、マニュアルなども自分で作りましたね。

自分が辞めた後も、このマニュアルがとても役立ったといわれてうれしかったです。

ただ、社長の大らかで良かった所とは背中合わせという感じで、少し困った所もありました。
 

社長はスケジュール管理のすべてをこちらに任せてくれるというのではなく、自分でもどんどんブッキングしてしまっていました。

そのため、お客様が鉢合わせ、社長が行くべき所に行っていない!(いつもついて回らず社内にいました。)ということも頻繁に起こっていました。

しかし、先方もかなり大らかなタイプが多く、連絡が入っても

「ああ、そちらの社長ですもんね。」

という感じで、これも幸い怒られたことがありません。

今思えば、秘書のミスとして怒られても仕方ない感じですが、恵まれた環境にいたと思います。

秘書のアルバイトで良かったこと・メリット

とにかく一つのアルバイトなのに、幅広い仕事を経験できたことがやってよかったことです。

とはいっても最初は出版社、書店、事務、販売、秘書など、とにかく仕事内容が多く、

「なんで自分だけ…。」

とちょっと腹が立ったり、雑用係なのでは?と悩んだり、辞めたくなったりしていました。

幅が広すぎてついて行けなかったこと、前任者などがいなかったため自分で考えないといけないことが多かったのが大変でした。
 

書店員の人には、「本のことあんまり分かってないのに、なんで秘書なの?」と言われてしまったこともあり、その時はちょっと辛かったです。

しかし、本や出版物に対してとても熱血なところがある社長のそばにいると、ぜひ手伝わせてほしい!という気持ちにどんどん変化していきました。

また社長も自分には特別というか、本に関する深い話などをしてくれたので、単なる本屋さんへの興味程度で始めたアルバイトが大きく変わっていったのです。

自分が本をもっと知りたいと思えるようになってからは、あなたは分かっていないといわれた人には逆に「分からないので、教えて下さい。」とポジティブに聞くこともできるようになりました。

この人は本当に本好きだったので読書量がとても多く、参考になる本を次々に紹介してくれて、大きく影響を受けました。

今も好きな作家さんはこの人に教えてもらったのです。
 

社長はたくさんのところにアンテナを張っていて、色々なところに顔を出すタイプの人だっただけに、秘書としては大忙しでした。

ですがいつの間にかそれもまた楽しく感じられるようになりました。

また、お給料面も事務から変化するにつれてどんどん上げてくれたのも、頑張ろうと思えるモチベーションでしたね。

今ではなかなかできない貴重な体験をできたことを感謝しています。