bake-bin

まずはじめに、この仕事をするためには二つの前提条件があります。

ひとつは自動二輪の免許を有することです。

ただし、取得してからの期間ですとか、走行距離などは問題にされません。

次いで、仕事に持ち込むことの出来るバイクがあることです。

レンタルでも構いませんが、その利用料を考えれば割が合いませんので、事実上オーナーであることが必要です。

バイクに関しては中古でも問題ありません。

車種、デザイン、カラーリング、排気量、走行距離なども問われません。

装備として、荷物ケースを載せるためのキャリアは必須です。

キャリアは自前で用意することになります。

バイク便のアルバイトをするのに運転技術はどの程度必要?

運転については、免許が取れる程度の通常の技術で十分ですが、依頼者が宅配便より割高な料金となるバイク便を選ぶ理由に、速さがあります。

そのため、渋滞道路では車間をすり抜ける運転テクニックは求められます。

また、同じ理由で道に迷うことは許されません。

ですから事前に地図で道を確かめて、実際にはじめての道でも走れる能力は必要になります。

また、仕事に支障が無いよう、バイクの整備を怠らず、調子を普段から整えておくことも事前の準備として求められます。

バイク便で運ぶ主なもの

運ぶ物は緊急性が高く、かつバイクで運べる容量のものになります。

書類、検体などがメインですが、時に多少重量のある機械部品などを運ぶこともあります。

バイク便のアルバイトで大変だったこと

バイクが好きで応募した仕事でしたが、好きで乗っていたときと違い、雨の日も風の日も、寒い日も関係なく、仕事ですからあらゆる天候、気象でも運転しなくてはならないことが一番大変でした。

また、常に時間をせかされていることもプレッシャーでした。

時間がかかると配達先で怒られたこともありました。

バイク便のアルバイトでやって良かったとこと、メリット

荷物運びそのものがしたかったわけではなく、あくまでバイクに乗りたかったからした仕事でした。

決められた時間にバイクに乗らざるを得ないことで、バイクの調子が向上したことと、あらゆる気象条件でも運転せざるを得ないことから、運転テクニックも向上しました。

これは気ままなツーリングからは得られない体験でした。

また、仕事で物を運ぶ最中に見える町の沿道の風景は、それまでとは違うように感じました。

先にも書いたように、いつも時間にせかされて運転をしていますから、配達途中は勝手に路駐をして店に寄ったり、普段しているようなバイクの乗り方は出来ません。

もっと見たいなと思ったり、気に入ったりした景色の中も、通り過ぎなくてはなりません。

そうしたことから、景色に対して潔さを覚えました。

すると、それまでとは景色の意味が異なって来て、目に飛び込んで来る景色の一瞬一瞬が非常に貴重なものに思えて来るのでした。
 

これはある種の任務を帯びた仕事をしてはじめて得られる経験で、この仕事をするまでにバイクには約3年乗っていたのですが、それまでの自由な乗り方からは決して得られないものでした。

この経験を出来たことが、この仕事をして一番良かった点です。

この経験の後は、ツーリングに出るにしても景色の見え方が変わったように思います。

バイク便のアルバイトやっみて:終わりに

自分の愛車を使い、物を運ぶことに最初はためらいもありました。

事実、仕事で使うようになってから、細かいことにこだわれないため、車体に傷もつけば、急激に走行距離も伸びたため節々に劣化も出て来ました。

しかし、厳しい条件で運転を経験してみることでしか味わえない、バイクに対する理解を深めることも出来ました。

そうした理解が深められたのは、自分のバイクと運転が社会の役に立っているのだという、社会貢献が出来ているという意識から出たものだと思います。

そして、それがこの仕事の一番のやりがいです。